設計工房と共同設計している由布院別荘の地鎮祭が執り行われました。

 

昔より由布院は美しい街並みと自然、文化をもつ場所であり、

磯崎新氏の設計された由布院駅などがあります。

 

現在では隈研吾氏のCOMICO ART MUSEUM YUFUINや、坂茂氏のYUFUiNFOなど、

由布院の伝統を尊重しつつも現代建築の新旧融合を点在して見ることができます。

 

海外の観光客も増え、湯の坪街道は平日でも人であふれていますが、

賑わいのある通りから一つ入ると田園が広がり、

木々が生い茂る自然豊かで閑静な風景が展開されます。

その落ち着いた場所に、今回別荘を計画することとなりました。

 

 

地鎮祭の当日は、日田の高速道路が通行止めになっているため朝6:30に事務所を出発し、

8:30に湯の坪街道の人通りが疎らな由布院に到着。

 

雨の心配をしていましたが天候にもなんとか恵まれ、

敷地を通り抜ける風によって敷地周辺の木々の木漏れ日が揺れる

とても気持ちの良い日となりました。

 

テントを通して美しい由布岳を臨み、

施主・設計者・施工者が日々安全に工事にとりかかれるよう願います。

 

外壁には大分県産の木材を使用し、

落ち着いた雰囲気を持つ周辺環境と馴染ませながら由布岳に向かって開くことをテーマとしています。